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『ヘイロー』(''Halo'')は、バンジースタジオによって開発され2002年にマイクロソフトより発売されたHaloシリーズの第一作目となるXbox用ゲームソフト。 略称は公式、非公認問わず『HALO1』(ヘイロー・ワン)と呼ばれる事が多い。 また、Windows 及び Mac への、いくつかの追加要素を加えた移植版『ヘイロー コンバットエボルヴ (''Halo: Combat Evolved'')』がそれぞれ2003年と2004年に発売された。移植版の開発はオリジナルの製作元であるバンジースタジオではなく、Windows版をGearbox Software社が、Mac版をMacSoft Games社が行った。 Windows版への移植に伴い、最大16人まで同時に対戦できるネットワークモードが追加された。ただしネットワークを介した協力プレーモードは搭載されておらず、ユーザー製作のマップにも対応していない。また、XBOX版ではDVD規格のディスクにてソフトが供給されていたが、Windows版では特殊な圧縮技術を取り入れる事でCD-ROMでのソフト供給を可能とした〔〕。 後にWindows版では製品のCDキーを用いてインストールするネットワーク対戦専用の「Halo Custom Edition」(通称CE)が別途インターネットで配布され、ユーザー製作のマップや協力プレーが可能となった。ただし通常の製品版とCEではサーバーの仕様が異なるため、製品版ではCE用のゲームサーバーには接続できず、CE版では製品版のゲームサーバーには接続できない。また、CEの発表や配布はあまり大々的に行われていないため、知名度も低い状態である。 このHALO1を完全小説化したHalo: The Flood、およびHALO1とHALO2を繋ぐHalo: First Strikeが出版。日本語版はTOブックスより発売。 2011年11月15日(日本では11月17日)に、本作の発売から10年を記念してのHDリメイク、Halo: Combat Evolved Anniversary(Halo: Anniversary. Halo: CEA)が発売された。 制作は343 Industries。Xbox、PC版の質感そのままのオリジナルと、オブジェクトの質感や光源処理がよりリアルに向上したAVリメイクの2種類のゲーム画面表示の他にも、Kinectに対応し、データベースのHalo辞典を完備しているなど、追加要素も多く収録している。 == ゲームシステム == 基本的なゲームシステムはごく一般的なFPSと大差は無いが、当時のFPSと比べて以下のような特徴がある。 ; プレイヤーの生命力が「体力+シールド」制度になっている : 敵から銃撃を受ける際に最初に減るのは「シールド」であり、シールドがゼロになってはじめて体力にダメージが及ぶようになる。消耗したシールドはしばらくダメージを受けないでいると短時間で最大値まで回復するため、ダメージを受けたら一時的に身を隠せば文字通りノーダメージを貫き通すこともできる。ただしシールドはそれほど強固ではなく、多少の集中砲火や強烈な爆風には耐えられず、攻撃によってはそのまま即死となる。 : こうした生命力に対する設定は、体力が減ったままで回復することはない物が多いFPSゲームの中でもかなり甘めである。しかしこの生命力に対する二重構造がアクションゲームの不慣れなプレイヤーに対する救済措置や、手慣れたプレイヤーでも戦略性の一つとして機能しているという側面もある。 ; 武器の所持数を2つまでに限定 : すでに火器を二つ持っている場合、どちらか片方を捨てないと新しい武器は拾えない。また、同じ種類の火器はひとつしか持てない。これも他のFPSでは同時に何種類もの武器を同時携帯するのが一般的だが、二種類の制限によりコントローラーのボタンが少ないゲームでの武器の変更の簡略化と、ただ使いやすいだけのアイテムに固執せず、どの武器を持ち、どのように戦うかという取捨選択を迫る要素となっている。 ; 本シリーズ独特のヘッドショットおよび弱点の概念 : 通常、家庭用ゲーム機等のFPSでは簡略化されがちな弱点の概念であるが、HALOでは正確に敵の弱点を攻撃しなければ無駄に大量の弾薬を消耗してしまう。人型の対象は主に頭部、大型の鎧を着た敵はその鎧の繋ぎ目を狙うといった具合で、弱点を狙えば一撃で倒せる敵も少なくない。 ; 打撃攻撃が可能 : 武器の種類に関わらず、近くの敵を打撃で攻撃する事ができる。連打は効かないものの一発あたりの威力は高く、また背後から殴る事でどれだけ相手の体力が残っていても一撃で倒す事ができる。銃声がしないため周囲の敵にも気付かれにくい。本作ではプレイヤーの使用できる接近打撃用武器は存在しない。 ; 地球軍タイプとエイリアン(コヴナント)タイプの火器がある : 詳しくは後述するが、地球軍向けの武器はミッションの最初から保持しており、味方が持っていた対応する火器の弾薬や武器そのものを拾う事で上限はあるものの手持ちの弾薬を増やす事ができる。ゴヴナント軍の火器はコヴナントを倒した際に奪うことで使用可能。弾薬も同様に拾って補充することができる。 ; プレイヤー以外の仲間とも共闘が可能 : キャンペーンモードではプレイヤー以外のAI兵士(海兵隊)と共にゲームを進むステージがいくつか存在する。彼らの大半は無敵ではなく、敵やプレイヤーの攻撃で死んでしまう。さらに、Halo2、Halo3にも出演する極めて重要な登場人物の一人も他の一般兵士同様に死んでしまうが、なぜかステージが進むと何事もなかったように復活している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Halo: Combat Evolved」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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